水底に沈みゆらりゆらりと揺れ動いて。
天然石のクイーンコンクシェルをイメージするとそんな感じでしょうか。
クイーンコンクシェルは聞き慣れない方もいらっしゃるかも知れません。
英語ではQueen Conch Shellと表記します。
クイーンコンクシェルはカリブ海、バミューダ付近からブラジル、インド方面にかけて割と広い範囲に生息する大型の巻き貝です。
ただ、カリブ海周辺では乱獲のためか、絶滅するのを防ぐために貿易規制がかけられているようです。
生態としては草食性で、最大サイズで過去には30センチを超えるものも発見されたようですね。
向こうでは一般的にはピンクコンクと呼ばれているらしいです。
中身というか、生きている貝の方は食用になっているようです。
美味しいらしい、という記述をどこかで見かけました。ちょっと食べてみたいですね。
サラダやマリネ、チャウダーと言われると普通の貝に思えますし、何だか身近に感じます。
ですが。
本題というか、アクセサリーになるのはその貝の殻、またはもの凄くレアなコンクパールと呼ばれる真珠です。
殻の方ははるか昔、現地の人々に道具や宝飾品として使われていたようです。
その辺りは日本とそう大差ないかも知れません。
日本でも古くから海に面している場所では魚介類を盛んに獲っては食べたり、その殻を使って装飾品を作ったりしていたと思います。
クイーンコンクシェルのパールは何故レアものかというと、巻き貝の中に出来るから。
人工的には作れないみたいなのです。
しかも巻き貝の厚みは大きくなればなるほど厚く、その方が価値があるようです。
そんな中にパールが出来ていたら……それは本当に天然の恵みだと思います。
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